その他の取組(平成20年度)

No 事業実施箇所 事業名称 事業実施主体 事業内容
1 北海道
下川町
環境にやさしいガーデニング用枕木、木製配水管の開発事業 下川町森林組合 近年、ガーデニングブームで枕木の需用が増加している。また、山中の暗渠、簡易排水には、コンクリート管、塩ビ管が使用されているが、使用期間が終わっても放置されている。本事業では、カラマツ材を原料とした安価で安全性の高い一般家庭用の枕木の開発、及び間伐材を利用した環境にやさしい排水管を開発する。
2 北海道
中頓別町
中頓別・彩北の森を活かした森林健康ウォーキングによる交流創出事業 特定非営利活動法人
中頓別森林療法研究会
本町では、医師が核となって、実際の森林療法による効果の科学的検証から森林療法を活かした交流創出のプログラムづくりに取り組み、健康講座や参加者のメディカルチェックを行っている。本事業では、関係者で研究会を組織し、森林療法に適したコースづくりとモニターによる効果検証、森林療法体験プログラムづくり、エコツーリズム・グリーンツーリズムと連携した新しいツーリズム展開プランを作成する。
3 青森県
鯵ヶ沢町
またぎ小屋の復元・改修で体験教育の復活事業 特定非営利活動法人
白神自然学校一ツ森校
白神自然学校一ツ森校は、2003年の開校以来一貫して、地元の雇用と地域資源の活用をテーマにグリーンツーリズム等の活動を進めて来た。本事業では、白神山地で唯一残っている「またぎ小屋」の修繕、またぎの道具などの収集と展示室修繕、及びまたぎ小屋を利用したツアーを実施し、白神山地の歴史や自然と人との関わりの理解を深めることとする。
4 岩手県
北上市
交通手段のない町民のためのサポート隊 口内町自治協議会 北上市口内地区は、この10年間で、人口が15%減少、高齢化率も10%上昇の35.8%と増加の一途をたどっており、また、社会サービスの低下が顕在化している。本事業では、口内地域コミュニティの強さを活用したボランティア輸送のシステムの構築を図り、交通弱者である高齢者世帯の生活の質の向上を目指す。
5 岩手県
奥州市
木細工集落コミュニティ再生活性化事業 木細工むらおこし会 奥州市江刺区の木細工地区は、50戸余りの中山間地で空家が8件このままでは地区自体がなくなる危機に瀕していたが、岩手県、奥州市、岩手県立大学、特定非営利活動法人人生いきいきクラブいわての支援で地区内有志が集落の再生・活性化に貢献しようと「むらおこしの会」を本年1月に設立した。本事業では、山野草栽培計画、薬膳料理開発、陶芸用地質調査等を行うとともに、秋まつりを開催する。
6 山形県
朝日町
街は山の恋人、焼畑・林床・千枚田の舞台パートナーシップ事業 朝日町産業創造推進機構 山村資源である焼畑、林床、千枚田を用いて、仙台圏生活者とのパートナーシップ経済を創出するため、その計画づくり、パートナーシップのガイドブック作成、焼畑・林床内生産素材を活用した商品開発(食品、紀行物)、林床内の薬草・薬木から抗菌物質抽出の酵素肥料の試作等を行う。
7 山形県
上山市
果樹木及び廃材を利活用した食器開発による新たな地場産品づくりプロジェクト 木工デザイン
くだものうつわ
上山市は、柑橘系を除いてほとんどの果物を産する果樹王国である。一方、剪定、伐採、倒木で貴重な素材が廃棄されている。本事業では、ねじれや節が多いなど加工生産には向かない果樹の木材を、椀、皿、小鉢、トレーなどの器やテーブルウェア等の製作に取り組む。
8 山形県
最上町
森や水・山の資源を活用するプロジェクト 東法田元気な村づくり協議会 神室山系の自然を楽しむため、親子自然に親しむ教室・宿泊体験教室、冬季の体験教室、案内板の整備等を行う。
9 福島県
会津坂下町
廃校を活用したGTの推進と芸術とのコラボによる交流事業の推進のための施設整備事業 会津坂下町 会津坂下町八幡小学校坂本分校は、平成19年4月に廃校となった。現在、GTの拠点として、町とNPO法人寺子屋方丈舎が連携してホームページによる農家民泊等の情報提供や予約等の仲介業務等を行い、また、アトリエノコ彫刻村が造型芸術活動を行っている。本事業では、これらの活動を継続するため、その基盤となる廃校の屋根の修繕等を行う。
10 福島県
いわき市
いわき市内における「農村居住者」と「都市居住者」との連携による『休耕地の再生』と『収穫農産物の定期市および収穫祭による交流』プロジェクト 特定非営利活動法人
シニア人財倶楽部
担い手のいない農地を農村住民と都市住民のシニア世代が共同管理することで、「休耕地の再生」を図り、農作業や朝市・収穫祭を通じて交流を深め、「農村部と都市部の双方のシニア世代に“日々の生活の楽しさづくり”、“生涯を通じた生きがいづくり”」を提供する。
11 群馬県
川場村
都市交流と協働の里山再生事業 川場村 川場村と世田谷区では、これまで「友好の森」をフィールドに森林の整備活動を行ってきた。本事業では、新たに川場村の象徴的里山である後山に活動拠点を移し、既存の交流体験事業「健康村里山自然学校(やま森林づくり塾・農業塾・茅葺塾)」との連携を基に、村民や区民、地権者とともに、環境保全に取り組む企業やボランティア団体の参加による、里山(後山)を再生する活動計画の策定等を行う。
12 群馬県
みなかみ町
自遊育・里山の学校
猿ヶ京
特定非営利活動法人
里山の学校 
平成20年春に廃校になった猿ヶ京小学校を活用し、体験交流プログラムの策定や拠点施設の修繕等を行う。
13 群馬県
みどり市
森と人と渓流が紡ぐ新しい命 有限会社
共進林建
当社では、2000年より天然魚(野生魚)主体(つまり無放流、自然産卵による増殖とキャッチ・アンド・リリース)の管理釣り場を営業している。しかしながら、近年、渓流の魚数が減少してきており、渓流の状態を改善することにより、天然魚の自然増加を図る。本事業では、事業の効果を計るため渓流についての評価指標、実験場所の設定とその調査、人工産卵礁の造成、産卵観察、渓畔林の整備やHPによる情報開示等を行う。
14 埼玉県
ときがわ町
元気な山里づくりインときがわ 特定非営利活動法人
ときがわ山里文化研究所
山里の自然や生活・文化等を活用した、交流事業(間伐・ログハウス作り、ソバ等雑穀類の復元栽培、炭焼き、伝統食作り、祭り参加、子ども山の学校、田舎暮らし体験塾など)やアンケート調査に取り組み、山間地域の元気回復を図る。
15 千葉県
富津市
かずさ農商工連携・観光交流モデル事業 特定非営利活動法人
千葉自然学校
当法人は、これまで南房総エリアを対象に里山・里海を活かした観光交流促進のための人材育成やプログラム開発、ネットワークづくり等を行ってきた。本事業では、富津市において、地域住民の「顔が見える」観光交流プログラムの作成、廃校となった小学校跡地を活用した滞在型観光交流拠点の整備計画の作成等を行う。
16 千葉県
大多喜町
老川地区山林活用と拠点施設整備 老川地区開発協議会 当協議会は、地域の発展と住民福祉の向上を図ることを目的に、昭和42年に設立された。本事業では、近在の養老渓谷を訪れる観光客のため、拠点施設の整備計画を作成するとともに、遊歩道の整備、特産食品開発、そば畑オーナー制度の導入等を行う。
17 東京都
青梅市
東京多摩産材ブランド力向上のための森林コミュニティービジネスモデル創出事業 株式会社 森のいいこと 東京の森林や多摩産材をアピールするシンボル製品を開発する。開発にあたっては、環境影響評価手法の一つであるLCA(ライフサイクルアセスメント)の概念を取り入れ、かつ森林再生基金のような要素も盛り込み、製品上の魅力と運動性を併せ持つものとする。
18 東京都
港区
「森の町内会-間伐に寄与した紙-」を通じた企業と森の間伐促進の新たな取り組み 環境NPOオフィス町内会 「森の町内会」の活動は、「間伐に寄与した紙」の流通を通じて「企業の経済活動」と「森林整備」を結びつける新たなシステムである。従来の紙代より10%程度割高となる「間伐に寄与した紙」を企業等が購入・使用することで、間伐費用の不足分を負担し、間伐を促進する。「間伐に寄与した紙」を使った印刷物には「森の町内会」ロゴマークを表示、企業には間伐促進への貢献を証明する「森の町内会証書」が発行される。本事業では、「間伐サポーター企業」の拡大の為のPR活動や、「森の町内会」活動の実践を行う。
19 新潟県
津南町
「雪の恵み」による地域資源活性化事業 特定非営利活動法人
雪の都GO雪共和国
山村住民が森林の中で培ってきたノウハウを樹木農業(食木・薬木・香木)、焼畑農業、GO雪サミットとして実施するとともに、「雪は山村の恵み」であることを山村部の共通言語として情報発信する。
20 新潟県
村上市
新技術を活用した高根の食文化発信プロジェクト 高根フロンティアクラブ 村上市高根集落は、森と棚田を有する雪深い山間地で、約180戸、800人弱が暮らしている。早稲田大学が開発した「ソフトスチーム」加工技術(100℃以下の低温蒸気で食材を熱処理する技術。素材の持つ酵素をコントロールし、熱に弱い栄養素を残し、甘味を出し、食べやすくすることが出来る食品加工技術)を当地の農産物や森の恵みに応用し、都市生活者向け、給食・介護食向け、直売所における観光客向け、地元外食産業向け、地元消費者向けのソフトスチーム加工食品の開発・製造と販売ルートを確立する。
21 新潟県
十日町市
地域活性化事業「樹の華」プロジェクト 農業生産法人
エデンの棚田
農業生産法人エデンの棚田は、十日町市松之山において、荒れた棚田にハーブを植え始め花畑を造成、2003年開園以来、体験学習やイベントを開催してきたが、相次ぐ地震等で入園者が激減し、経営を圧迫している。本事業では、新たな魅力の創出として、「樹木による花アート」の製作、展示と関連イベントを開催し、交流の拡大を図る。
22 新潟県
糸魚川市
廃集落寸前の山村集落「田麦平」を「環境循環型のコミュニティー田麦農園」として再生しよう 特定非営利活動法人
環境デザインセンター
当法人では、6年前から、糸魚川市能生の棚田で米作り活動を行ってきた。集落「田麦平」は、現在2戸3名の方が居住している。本事業では、能生川右岸上流の住民がゼロとなり、古民家が6戸残るエリアを環境循環型のコミュニティーとして再生するため、工芸・食の体験型観光に向けたワークショップ、及び短期滞在の拠点となる古民家の改修を行う。
23 富山県
南砺市
世界遺産街道物語「五箇山語り編」 南砺市 平成19年度に策定した「五箇山地域再生ビジョン」に基づき、「山村の原風景(五箇山らしさ)」ガイドラインの策定、古道の復興と歴史探訪、上畠アート2008の開催、五箇山の森づくり、「五箇山のもてなしの心」の醸成、「五箇山語り情報」の発信、の各事業に取組み、山村地域の活性化に資する。
24 石川県
輪島市ほか
「ご当地」野菜を用いた地域活性化 金沢大学
知的財産法ゼミ
学生たちが地域活性化のために活動してきた石川県の3地域-細谷(輪島市)、沢野(七尾市)、奥池(白山市)-において、新たに「ご当地」野菜(「細谷ごぼう」、「沢野ごぼう」、「ヘイケカブラ」)を使用した「スイーツ」の考案・製造・販売を実施し、あわせてイベントの開催、マスメディアの報道、宣伝を通して、より包括的な地域活性化を目指す。
25 石川県
奥能登地域
能登半島の里山里海を活用したエコ・スタジアム構想の推進 能登半島エコ・スタジアム推進協議会 「都市と山村の交流基盤づくり」として、奥能登の山村地域・里山を環境教育のフィールド(エコ・スタジアム)として、学生、若手研究者、環境NGO,シニアの皆さんを対象に、環境教育プログラムを開発・実践する「能登半島エコ・スタジアム構想」に取り組む。
26 山梨県
北杜市
森林と遊休農地と温泉を活用した滞在型健康プログラム開発事業 財団法人みずがき山ふるさと振興財団 (財)みずがき山ふるさと振興財団は、森林が95%を占める増富地区の活性化を目的に、地区の温泉峡に立地する「増富の湯」の経営母体として設立された。本事業では、温泉浴・深い森と標高1000m以上の環境下における癒し・伝統的な地域食による食養生を用いることにより、長期滞在による湯治の科学的なエビデンスの蓄積を図りつつ、総合的な療養システムの構築を目指す。
27 山梨県
小菅村
多摩川源流小菅村ワサビ田活性化・上下流交流事業 水みち研究会 小菅村の特産品である山奥のワサビ田が、2007年9月の豪雨で壊滅的な被害を受け、地元の力だけでは復旧の目処が立っていない。水みち研究会では、これを支援すべく多摩川上下流の地域連携事業を計画した。本事業では、崩壊したワサビ田の再生計画、衰退しつつあるワサビ生産の活性化計画、水量水質のモニタリング計画、ワサビ活用商品開発の計画づくりに取り組む。
28 長野県
松本市
「次世代の生命力を守る木育」-いのちと平和の森から学ぶ事業 特定非営利活動法人
いのちと平和の森
自分の生きた証を樹に託した森づくりや、間伐材活用の教材作りと出前授業、クラフト作品コンクール、次世代とのフォーラム、CO2削減研究会を開催するとともに、信州森林資源の調査を行い、自然治癒力開発、体質改善など森林力の複合的効果の調査研究を行う。
29 長野県
根羽村
矢作川上下流域ヒト・モノ・文化の交流事業 根羽村 岐阜女子大学と地域住民とによる郷土料理の創作、チェンソーアートによるまちづくり、遊歩道の改修、クロスロードコンサート、親子わんぱく体験隊の受入イベント、下流域への根羽雪プレゼントなど矢作川上下流の交流事業を実施する。
30 長野県
信濃町
医療・保健分野に対応した森林セラピー流通機構構築を通した都市と山村の交流促進事業 信濃町 医療・保健分野において予防に重点がおかれた制度が創設され、森林資源を活かした健康の維持・増進を促進する「森林セラピー」は、新たな都市と山村の交流の可能性を有している。本事業では、医療・保健分野等の水準に対応した森林セラピー・メニュー群の開発及び受入体制の確立、誘客システムの検討・構築、医療・保健分野の関係者を対象としたエージェント・ツアーの実施、最終消費者を対象としたモニター・ツアーの実施、これら取組みの評価を行い、新たなモデルを構築する。
31 長野県
小諸市
山村再生プラン「やまぢから」 滴水の会 青少年の体験の場として、滴水の会所有の交流センター改築とウォーキングコースを整備するとともに、カラマツ間伐材を利用した太陽光発電型街路灯の支柱の設置、及び間伐材や端材を利用して、小中学生が自ら使用する学習机の天板作りの体験学習を行う。
32 長野県
白馬村
白馬八方コミュニティパーク事業 白馬八方体験旅館会 白馬村八方地区は、国内屈指の規模を誇る八方尾根スキー場を擁し、100軒あまりの旅館街の周りに農地が広がるなど自然の宝庫である。しかし、スキー産業の衰退から地域経済の落ち込みが著しい。本事業では、集客ターゲットとして「子ども農山漁村交流プロジェクト」の小学生を対象する。地域エリア全体を農村体験のテーマパークとし、各宿や商店を体験スポット(体験場所)として、体験スポットのネットワーク化と相互利用、地域通貨の導入を図る。
33 長野県
長野市
薪ストーブ導入で燃料革命を考える1000人ファミリーの会プラン 特定非営利活動法人
ふるさと研究所
国産のモキストーブ(800℃の高温燃焼、安価、煙が出ない、都市部に持ち込める)の利点に着目し、ストーブの入れ替え、安い薪の供給、配送までを「1000人ファミリー」を構築し、新しい仕組みを起こす。具体的には、呼びかけ人で委員会を結成し、シンポジウムや雑誌で紹介しながら、ストーブの威力、燃料の配給方法をなどを告知し、入れ替え、新規購入者をネットワークしていく。併せて、間伐材を薪にするボランティアを募集するなど、実証テストを行う。
34 岐阜県
恵那市
山里の聞き書き・大人の甲子園 山里文化研究所 1970年矢作ダムに沈んだ村の失われた生活文化や、山の清水をさまざまに生かした暮らし、2000年の恵南豪雨で崩れた山の山主さんの話なども加え、森林と水源を守る(あるいは守りきれなくなりそうな)山里の大切さを、聞き書きにより、伝えるとともに、各地で聞き書きを展開できるような聞き書き執筆者養成も行う。
35 岐阜県
郡上市
郡上明宝 雑穀探偵団 特定非営利活動法人
こうじびら山の家
郡上市明宝地域は、急峻で少ない耕地のため、長い間、雑穀栽培が行われてきたが、昭和30年代初めに姿を消している。本事業では、途絶える寸前の雑穀の栽培や保存や加工など、雑穀に関わる生活文化について、お年寄りの聞き取りを行い、都市住民と協働して、体験プログラムを作成する。
36 岐阜県
恵那市
木質バイオマスエネルギーによる地域おこし重油節約型木炭コロイダル燃料の開発と販売促進 炭治株式会社 炭治株式会社は炭焼きベンチャーである。本事業では、杉浦銀治先生が開発した、木炭コロイダル燃料(木炭や石炭を微粉末にし、重油と混合し、重油の代替・節約を図るもの)の実証実験と、実用化、市場開拓を図る。
37 静岡県
南伊豆町
伊豆タケノコワールドの構築 南伊豆竹資源利用拡大検討委員会 放置された竹林の再生、新たな利用に向けての方策を樹立するとともに、新たな品種の竹の導入、ハチク、マダケ、シホウチクの増殖に取り組む。
38 静岡県
浜松市
廃校を拠点とする「天竜森の学校」 ~政令市になった山村の新たなチャレンジ 特定非営利活動法人
天竜森の学校
浜松市水窪町の地域資源を活用し、地域住民と都市部(浜松)住民とにより、学校教育の補完的性格を持たせた自然体験プログラムの開発、実施や拠点廃校の改修等を行う。
39 愛知県
豊根村
とよね木サイクルセンター ペレット需要先開拓事業 豊根村 豊根村は、面積の93%を占める森林資源を活用した「木サイクル事業」を推進しており、平成17年からペレットの製造・販売を行っている。本事業では、豊根村近隣地域の熱利用施設に対しての熱需用の調査、経済性評価などを行うとともに、広報資料の見直しを行い、ペレット需用の拡大を図り、環境負荷の少ない循環型社会の構築と山村の活性化を図る。
40 三重県
大台町
未来の森林づくり事業 宮川森林組合 食害等により荒廃が進む大台ヶ原の森林において、自然再生事業を推進するため、大台ケ原自然再生協議会の準備会を設立する。また、地域性苗木生産・販売体制の強化、新規防鹿柵の検討・実証、要自然再生林データの整理、等を行う
41 三重県
松坂市
間伐材利用の教育玩具製作事業 からくり文化実行委員会 からくり文化を広めるため、間伐材を利用した教育玩具「からくり工作キット」の試作及びモニターワークショップを行う。
42 滋賀県
余呉町
人と森のかけ橋『小原かご』復活事業 小原かごを復活させる会 かって余呉町小原地区には、炭焼きや木籠(小原かご)作りといった、森林を日常生活の中に組み入れた文化があった。本事業では、今では作る人が1人しかいない「小原かご」作りを取り上げて、小原籠の利用方法や歴史などの調査、小原籠の材料(カエデ)調達の検討、小原籠作り技術の伝承等を行う。
43 滋賀県
近江八幡市
21世紀沖島再生プロジェクト 21世紀沖島夢プラン推進委員会 沖島は、琵琶湖に浮かぶ島である。島内は尾山(標高225メートル)と頭山(標高130メートル)の2つの山裾が湖岸に迫り、平地は南側の東西に約500メートルほどあるのみで、ほとんどの住宅が集中している。本事業では、島の活性化に向け、後山をマツタケ山として再生するため、その調査研究を行い、中・長期計画を策定する。
44 滋賀県
高島市
駆除するだけではもったいない!
シカ肉の流通促進事業
朽木猟友会 高島市では年間1千頭のシカが捕獲され、その多くは埋土処分されている。平成20年6月、駆除したシカ肉を商材として流通させるため、シカ肉の解体・加工施設を作った。本事業では、シカ肉の加工マニュアルの開発、及び飲食店や肉の流通・小売事業者のニーズ調査に基づく商品ラインナップの規格化を行い、シカ肉の流通体制を整える。
45 島根県
雲南市
オロチの酒の郷が醸す
山村文化による交流推進事業
オロチの酒の郷「山村文化の幸」協議会 雲南市では、地域をまるごとブランド化するプロジェクトとして、「新鮮で安全な食と農」の恵みを活かした地域づくりを行っている。本事業では、地域の郷土料理や山村文化の調査、及び山村文化体験モニターツアー、伝統料理講習会の実施、山村文化情報発信のパンフレット作成等を行う。
46 広島県
東広島市
森林・農地・歴史遺産の一体的な活用による新しい「共和の郷・おだ」づくり 自治組織
共和の郷・おだ
東広島市小田地域では、小田小学校の廃校と平成の大合併を契機に、自治組織「共和の郷・おだ」を設立し、小さな役場として地域活動を実践している。本事業では、小学校を拠点に交流体験事業を実施するとともに、小田地域コミュニティの結集の核として「小田音頭」の作成、地域の「宝」である歴史遺産の小田城・古墳・神楽の改修と伝承を行う。
47 徳島県
美馬地域
広葉樹林利用促進活性化事業 吉野川(美馬)流域林業活性化センター 美馬地域は、古くから吉野川を利用した運搬により徳島市への薪炭の供給が行われていたが、燃料革命により薪炭の利用が激減し、それに伴い里山林の利用が少なくなった。また、昭和40年頃から実施されたクヌギ造林は500㌶に達しているが、原木椎茸生産者の高齢化によりクヌギ人工林の伐採による萌芽更新も減少している。これら未利用資源(成熟林分の体径部は割薪の生産に適している)を有効活用し、ECOエネルギー(薪)の活用普及を図る。
48 愛媛県
東温市
滑川里山交流フィールドミュージアム整備計画 特定非営利活動法人
グリーンフィールド・ネットワーク
東温市滑川・明河地区の住民グループ「滑川ふるさと塾」との連携協働により、滑川の暮らしの技(木材、薪炭、薬用に活用する技)、生活文化の技(滑川万才、郷土食)、伝承(源平合戦)等を聞き書きの手法により整理、また、これらを基に、山里の生業の技等の継承交流プログラムを作成する。
49 高知県
高知市
間伐未利用資源を活用した企業向けエコノベルティーの商品化 株式会社
こうち暮らしの楽校
間伐で切り捨てられている小径木や枝葉を使って、主に企業向けに、社会貢献活動として広く使用してもらえる木製品(エコノベルティーグッズ)を企画制作し、販売することによって、木の活用と木材関係者の新たな仕事を創出する。
50 高知県
黒潮町
弘法大師(空海)と生きた里山再生プラン かきせ川地域づくり協議会 かきせ川地域づくり協議会は、平成15年に流域の集落3つにより発足、蛎瀬川流域の地域づくりを目的として活動している。本事業では、地域の弘法大師ゆかりの温泉や栗(七立栗)を活用した地域づくり計画を作成する。
51 高知県
中芸5町村
魚梁瀬森林鉄道遺産活用ネットワーク創造プロジェクト 中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会 高知県東部の中芸地域の奈半利町・安田町・北川村・馬路村の4町村は、かって林業で栄えた地域である。これらの地区を結んでいた唯一のインフラは森林鉄道であり、木材の他に、生活物資、文化、人を運んでいた。本事業では、森林鉄道遺産を地区の林業の足跡を示す歴史的資源と位置づけ、地域文化や杣(そま)人の精神等の継承を軸に、交流や森林保全の推進等を図る計画づくりに取り組む。
52 福岡県
八女市
陽源郷わさび田プロジェクト 八女上陽森林組合 森林事業者の新たな収入源を確保するため、温暖な地域での栽培が困難とされているワサビ栽培について、新栽培技術を導入し、ワサビ栽培の試行、栽培技術者の育成、商品開発に取り組む。
53 福岡県
黒木町
長期滞在に対応した里山ボランティアの拠点づくり 国際里山・田園保全ワーキングホリデー実行委員会 本事業では、これまで開催してきた国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡の10日間のプログラムに加え、里山80日ボランティアのプログラムを実施し、長期滞在型のモデルづくりを目指す。また、森林セラピーロードの遊歩道整備計画作り、里山ボランティアリーダー育成に取り組む。長期滞在型では、若者や外国人が地域に滞在し、住民から農作業や山仕事を習い、共に汗を流すことで、山村の魅力を見出し、新たな担い手への継承を期待する。
54 佐賀県 平成20年度第4回「新・木造の家」設計コンペ 特定非営利活動法人
森林をつくろう
全国の大学生等を対象に、伝統構法を用いた木造の家の設計コンペを開催、1次審査を通過した学生を佐賀に招いてプレゼンテーションを実施、また、同日講演会を開催し専門的知識を習得する場を提供。このほか住宅説明会や現場見学会、交流祭りを開催し、日本の山林問題、木材、木造住宅について理解を深めてもらう。
55 佐賀県
唐津市
唐津市山村再生モデル事業 唐津市 農山村の豊かな自然環境、地域独自の伝統文化、郷土芸能などを活かした、都市と農山村住民同士のふれあい体験を通じて、交流人口の定着を図る。また、山村集落の分析調査を行い地域活性化プランを作成する。
56 熊本県
熊本市
熊本市貢町を対象とした地域活性化のための基礎調査 特定非営利活動法人
コロボックル・プロジェクト
熊本市貢町は、豊かな自然を有した地域であるが、高規格道路等が計画され、耕作地が放棄されつつある。また、古く修験者の修行の地、歴代領主の別荘地として、その役割を担ってきた瑞巌寺に残っている地獄堂、庭園等は荒れたままになっている。本事業では、子どもたち・住民自らが地域資源を発見し、活用計画(瑞巌寺の活性化、耕作放棄地の活用計画、グランドデザイン等)を策定することにより、地域アイデンティティを再構築する。
57 熊本県
芦北町
間伐材の農業生産資材(ビニールハウス骨材)への利活用調査設計業務 あしきた農業協同組合 芦北町では、「マルタ甘夏」に代わる品目として「ハウスデコポン」への産地転換を図り、現在では、デコポン生産日本一の熊本県におけるトップ3を占める産地である。しかしながら、デコポン用ビニールハウスの整備費、燃料やビニール等の資材価格が上昇し、農業経営を圧迫している。本事業では、ハウス骨材として間伐材の利用可能性を把握するため、木骨ハウスの設計書を作成しつつ、その機能(耐強性、耐久性、採算性等)を検証し、確証が得られれば木骨ハウスの整備促進を図っていくこととする。
58 大分県
日田市
ホーミング日田 財団法人中津江村地球財団 平成17年の市町村合併により、中津江村地球財団は地域の活性化組織として発足した。本事業では、夏休みに子どもを対象として、6泊7日の農家民宿や野外テント生活を通して農業体験・遊びの基地づくり等の田舎体験「ホーミング日田」を実施する。
59 宮崎県
宮崎市
山村(里山)再生による環境教育推進事業 特定非営利活動法人
ひむか里山自然塾
「ひむか里山の森」を小中学生や宮崎市民が「癒しの森」として利用することを目的に、「自然体験交流活動計画」を策定する。この計画では、ツリーハウスを検討・設計するとともに、「自然体験プログラム」(ネイチャーゲーム、プロジェクトワイルド、ツリーイング、ツリーハウスキャンピング等)を開発する。
60 鹿児島県
屋久島町
屋久島の里樹林・樹冠体験事業 有限会社キャノッピ屋久島  現在屋久島では、縄文杉に代表される山岳観光が主流で、付近の生態系は一極集中のあおりを受け、今後の悪化が懸念されている。事業計画地は、里地に位置するスダジイ・タブを主体とする照葉樹林で亜熱帯系大型シダも繁茂する。梢の高さに空中回廊を設置し、鳥や蝶の目線感覚で自然を観察していただくなど、里地での新しい自然の楽しみ方を提案するものである。

このページの先頭へ